ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナで、バレエダンサーとして働いていたもののロシアのウクライナの戦争が始まり、ウクライナ戦線から緊急帰国した福岡市出身の女性が、今の心の複雑な心境を語る。
ウクライナから緊急帰国した福岡市出身の女性バレエダンサー今の心境を語る
FBS NEWS
♦井手夢子さん(24)
3歳の頃からバレエダンスを始め、12歳でドイツへ留学、その後ロシアのバレエ団で研修生としてバレエダンスの研究に日々勤しみ、2018年の12月からは、オーディションに合格したウクライナ東部・ドニプロのバレエ団に所属し、活躍してきました。

「早く戻りたいという気持ちもあるので、それがいつになるか分からない状態になってきているから、本当に心配と悲しい。」
戦火に包まれた街に思いをはせる、福岡市出身のバレエダンサー・井手夢子さん(24)です。
2月8日に、ウクライナから帰国したばかりで、佐賀市の祖父母の自宅にて、25日に報道陣への取材に応じてくれました。
「ウクライナでバレエダンサーとして働いていて、毎日午前10時からレッスンをして、夜までを公演したりとか。」
実際に日本へ帰国することを決めたのは1月下旬のことで。
決心した理由としては、現地の日本大使館からの帰国を促す連絡が入ったことがきっかけだったとのこと。
街は変わらず、穏やかな様子でしたが、家族から心配の声が届いたり、ウェブサイトで情勢の緊迫化を知らせる日本のニュースを見たりするうちに、焦りが募ったといいます。しかし、思わぬことがありました。
ウクライナから帰国し、報道陣の取材に応じた井出さん(24)とその母親の・佳代さん(51)の2人の声
引用:Yahoottps://news.yahoo.co.jp/
♦井手夢子さん(24)

新型コロナウイルスの症状はないまま、隔離期間を終え、2月8日に帰国することができました。
■井手さんの母親・佳代さん(51)

「(娘が)PCR検査で陽性になった時は、二度と会えなくなるのではという不安もあって。これでもし本当に戦争になったり、飛行機が飛ばなくなると、帰る手段がないと思って、どうしようと思って、主人と眠れない日を過ごしました。いまこの子が帰ってきて、皆ほっとして、『よかった』となっているけれど、帰って来たこの子は、夜中もずっと友人・知人と連絡して、中には泣きながら『日本に行きたい、日本に行くには、どうしたらいいか、どんな手段があるか』と相談を受けたりもしているので、それは心が痛いですよね。心が痛いし怖いですし、悲しいですよね。」
フェーク情報も回ってくる混乱する現地
井出さんは帰国後も現地の友人と連絡を取り合っていて、不安な様子を隠しきれない状況だと言います。
バレエ団があるドニプロにも、ロシアによる攻撃があったとのニュースを目にし、心配になって友人に尋ねましたが「音などは聞こえていない」と話していたということです。
♦井出さん

「(現地では情報が)フェーク(うそ)で流されることもあるらしく、何が本当で、何が偽物なのか分からない。だから彼らもパニックになる。」
とのことで、現地の情報は混乱の渦の中にある状態だと言う。
なので、友人との連絡を撮る際にも、時差の影響もあり、連絡が遅れ、心の心境はとてももどかしい気持ちと心配な気持ちの状態が続いているとのこと。
♦井出さん

「ひと事じゃない。世界はつながっているし、ニュースやSNS、インターネットで、耳には入っているけれど、ひと事として捉えている人が多い。私は実際にそこにいたから、実感している状況だから、ひと事として聞き流してもらいたくない。」
と語っている。
現地(ウクライナ)のマップと様子の映像
ウクライナGoolgeマップ
ウクライナはロシアと隣国で国境を栄にウクライナ戦線かしている!
井出さんが活動していたとみられるドニプロ
ウクライナ戦線ニュース映像
日テレNEWS
TBSNEWS
Twitterコメント
ウクライナから緊急帰国した福岡市出身の女性 複雑な心境語る #SmartNews
緊急帰国できた人もいるのね。 https://t.co/dIDTLzCoWq
— Thuderbolt (@tb_suou) February 26, 2022
ウクライナから緊急帰国した福岡市出身の女性 複雑な心境語る #SmartNews …..平和だから踊れる。平和じゃないと踊れなくなる……は、正にこの事。この人が早く友人と再会して、バレエの世界へ戻れますように🙏 https://t.co/watJ7mR80P
— ayumi (@ayumi_odissi) February 26, 2022
ウクライナから緊急帰国した福岡市出身の女性 複雑な心境語る(FBS福岡放送)#Yahooニュースhttps://t.co/NOdz3BBI2D
キエフの地下シェルターに避難してる20歳の男の子とかコロナを理由に帰国を日本政府に拒否された家族とか情報が錯綜してるが皆さんの安否が心配で仕方ない…。— 橘 (@jAoT39) February 25, 2022
Twitterでロシアによる侵略に対して拡散する。これは今の私にできる唯一の戦い。
みなさん、プーチンとルカシェンコという独裁者達に対して抗議の声をあげてください。力を貸してください。お願いします❗️#StopPutin #StopRussia— Еріка-StandWithUkraine (@ua_withTelya) February 26, 2022
Twitterでロシアによる侵略に対して拡散する。これは今の私にできる唯一の戦い。
みなさん、プーチンとルカシェンコという独裁者達に対して抗議の声をあげてください。力を貸してください。お願いします❗️#StopPutin #StopRussia— Еріка-StandWithUkraine (@ua_withTelya) February 26, 2022
ウクライナの現状を6か国語で伝えるAP通信の特派員が超話題 「ものすごいスーパーパワーだよ」「プロ中のプロ」 https://t.co/3W32rTCIRP ルクセンブルク語ってあるんだ…
— mimo@アジア最終予選応援(ブースター接種済) (@mimotweet) February 26, 2022
まとめ
今回の記事のまとめ
・ウクライナから緊急帰国した福岡市出身の女性バレエダンサー今の心境を語る
・ウクライナから帰国し、報道陣の取材に応じた井出さん(24)とその母親の・佳代さん(51)の2人の声
・現地(ウクライナ)のマップと様子の映像
・Twitterコメント
ウクライナ戦線は、今かつてないほどに激戦を表すような状況になっています。今回の記事を執筆しながらでも伝わってくるウクライナの現場の悲惨さ、「戦争をひと事として捉えてはいけない」と言う井出さんの率直な思いは記事の書き手としては、絶対に世の中の皆さんに伝えなくてはならないと思いました。
そもそもウクライナとロシアの戦争の発端は、ウクライナのNATO加盟による、アメリカ合衆国の力の接近です。これからのウクライナ戦線の行き先はわかりませんが、停戦協定の行くへとアメリカの対応が気になるところですね。
怖いのは、日本もロシアと隣国なので、日露戦争の悲劇を繰り返す可能性もなきにしもあらずといったところでしょう。だからひと事ではないのです。
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