大阪・北新地大阪ビル放火殺人事件の谷本盛雄容疑者(61)が先日30日に搬送先の病院にて死亡が確認されました。
死亡が確認されたのは、事件現場のクリニックに通っていた谷本盛雄容疑者(61)です。
大阪ビル放火殺人事件 谷本盛雄容疑者が30日死亡
大阪・北新地大阪ビル放火殺人事件の谷本盛雄容疑者(61)の死亡が確認されました。
今月17日、大阪・北新地のクリニックが放火され、院長や患者などあわせて25人が死亡しました。防犯カメラの映像などから、大阪府警は、谷本容疑者を放火殺人事件の容疑者と特定し捜査していました。
警察によりますと、谷本容疑者は顔や手足、気道にやけどを負い、重い一酸化炭素中毒で病院に搬送され手当てを受けていましたが、30日、死亡が確認されました。
警察は31日、谷本容疑者の遺体の司法解剖を始め、死因などを詳しく調べていますが、動機などの全容解明は困難な状況になりました。
取り調べもできない状態となってしまった以上、これ以上事件の真相が導き出すことが困難となってしまいました。
事件の動機や全容解明は困難な状況となってしまい、被害者遺族の人たちのことを考えるとやりきれない限りです。
クリニックに通院していた男性:「解明できないので残念」
現場を訪れた男性:「遺族の方を考えるとやりきれない」
警察は谷本容疑者を放火と殺人などの疑いで容疑者死亡のまま書類送検する方針です。
追記記事 谷本容疑者(61)の兄A氏の言葉
冒頭で「亡くなられた方のご冥福を祈り、治療中の方の1日も早い回復を祈ってます」と切り出した兄のA氏。谷本容疑者とは5歳以上、歳が離れており「この32年は疎遠だった。どこに住んで、何をしてるかも知らなかった。受け入れ難い」と今回の事件の報せに驚いたそうだ。 A氏によれば「普通の子。お母さん子だった」と弟の印象を思い起こした。
兄が思い起こす!弟との思い出とその記憶…。
谷本容疑者が18歳の頃から父の経営する板金工場で一緒に働いていたそうだが「弟が18歳の頃に母が亡くなった。それから少し変わったのかもしれない。短気なところはあった。酒を飲んだら、言葉を荒げることもあった。仕事の腕はよかった。でも、父、私とは合わんかった」。小さなもめ事は日常茶飯事で「私が注意して“帰れ”と言ったら、そのまま何も言わず帰った」。弟はその後、職を転々とするようになった。 34年前に父親が亡くなり、遺産相続についてもめたそうだ。「私が跡を継いだことで、何か思っていたかもしれない」とA氏。兄の方から何度も弟へ歩み寄ろうとしたが「向こうからどんどん疎遠になった」と弟は兄の言葉に全く聞く耳を持たず。弟が11年4月に自身の長男に対して殺人未遂事件を起こしたことも「殴ったぐらいだと思ってた。頭を刺したとは知らなかった」と今回の事件と同様、寝耳に水だった。 報道陣から弟の最近の写真を見せられ「面影はあるけど…」と言葉を詰まらせたA氏。30年以上のブランクはなかなかを埋まりそうにはないようだった。
事件前の谷本容疑者の心境「死ぬ前に一回目立って死にたかった」
谷本容疑者(61)は、10年以上、定職に就いた形跡がなく、直近の銀行口座の残高が0円だったことが明らかになった。生活保護を2回にわたって申請するなど、事件前にはかなり困窮していたとみられる。
大阪府警天満署捜査本部によると、谷本容疑者は昭和50年、父親の経営する大阪市内の板金工場で働き始め、平成22年10月まで市内の複数の板金工場で勤務。しかし、翌年に長男への殺人未遂事件を起こして服役し、27年の出所後も定職はなかったとみられる。
19年2月に、直前まで家族で暮らしていた大阪市西淀川区姫島の住宅を貸し出し、月7万円の家賃収入が10年以上あった。父親から相続した大阪市此花区の文化住宅も賃貸し、月5万5千円の家賃収入があったとみられる。
また、出所直後は銀行口座に約150万円の残高があったが、以降は預金を切り崩す生活が続いた。29年に此花区役所に生活保護を申請するも、家賃収入を理由に受給できなかった。令和元年9月には西淀川区の住宅の貸し出しも終了した。
出典:Yahoohttps://news.yahoo.co.jp/
昨年1月ごろに83円を引き出したのを最後に銀行口座の残高は0円になる。それを機に住んでいた此花区の文化住宅の電気やガスも止められ、再び生活保護を申請したが認められなかった。なので2度目の生活保護申請が通らず途方に暮れる谷本容疑者は、空き家となっていた西淀川区の住宅に移り住んだが、事件前にはここでも電気やガスを止められたという。
大阪府警天満署捜査本部によると、最終的に行く宛もなく、お金もなくなった谷本容疑者は、自殺という考えに至った。しかし谷本容疑者は「死ぬ時ぐらい注目されたい」という意志が事件前に残り、その結果他人の人を巻き込む形となる自殺を図ったと思われる。
まとめ
警察は31日、谷本容疑者の遺体の司法解剖を始め、死因を詳しく調べていく様子ですが、これからの事件解明に向けた真相を突き止めることは非常に極めて困難な状況になってしまったので、被害者遺族の方達の気持ちを思うとなんともやりきれない事態となってしまいました。お悔やみ申し上げます。
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